ごあいさつ

ヤマガミ醤油・味噌
農業生産法人
上原産業有限会社

代表取締役上原 義郎

醤油一滴 味噌一掬 食の原点に立ち還る志 昭和11年創業

日本人のソウルフード醤油・味噌。昭和9年の創業以来90年近く、醤油・味噌づくりに精進して参りました。味噌汁の香る朝食風景は日本の家庭の食の原点。現在は原料作物の栽培から取り組んでいます。鹿児島県南部の南九州市川辺町は、環境省名水百選にも選ばれた「清水の湧水」が湧き出る美味しい水の里。川のせせらぎを聴きながら、良質な仕込み水にも恵まれた醤油・味噌は、地域での家庭の味として愛されて続けています。

初代上原武義が現在の万之瀬川のほとりに醤油・味噌の蔵を造ったのが昭和11年。これからの家庭の食生活を鑑み、完全天然醸造の醤油と味噌を造りはじめました。当時は石炭で大豆や麦を蒸し、木桶で配達していたと聞いております。醤油も味噌も「手をかけ、時間をかけて丹精する」をモットーに、永年原材料から栽培する最高の醤油・味噌づくりをしてみたいと願ってきました。6次産業化の推進の声を聞き、三代目当主として大豆と大麦の栽培をはじめました。平成20年には農業法人を設立、土づくりから育む醤油・味噌づくりの始まりです。農業は初心者で、実がつかないという失敗も経験し、専門家に教えを請いながら納得のいく大豆と大麦づくりを目指しています。今でも手麹にこだわり、それぞれの醤油・味噌の銘柄に合わせて最良の麹の花を咲かせています。手をかけて丹精する。初代から伝わる信条は年月を経て、更に進化しています。

  • 初代上原武義の像
  • 左:味噌製造責任者・久保田
    中:製造販売主任・上原
    右:醤油製造責任者・内野